2019年9月30日(月)「長崎郷土芸能大会パレード」!

長崎郷土芸能保存協議会(中村七生会長)は、9月29日(日)10時30分から崇福寺前から浜町アーケード、観光通リ、中通リを通って市民会館まで浮流やハイヤ節などの5団体が「出演団体によるパレード」を行った。長崎郷土芸能大会は、郷土「長崎」の貴重な民俗芸能の保存と顕彰を図り、市民の皆様の伝統芸能に対する関心と理解を深める目的で開かれ、今年で44回目となる。保存協議会加盟団体は、三重地区、茂木地区、深堀地区など12地区の51団体が加盟し、今年は東長崎地区の「矢上平野浮立保存会」「中尾獅子浮立と唐子踊り保存会」、式見地区の「相川町月の輪太鼓保存会」、野母崎地区の「長崎半島樺島ハイヤ節保存会」、西浦上地区の「滑石竜踊保存会」の総勢550人が出演した。

パレードの先頭は、江戸時代の文化・文政期(1804~1830)に佐賀藩諫早領であった西彼杵郡平間村に伝えられたと言われる「矢上平野浮立」、浮立は行列浮立で江戸末期佐賀鍋島藩の参勤交代時の大名行列を模した肥前浮立系の道行き浮立のようであるとプログラムに記され、総勢217人が出演している。また、「中尾獅子浮立と唐子踊」は、獅子浮立は220年前の寛政、享和期に中尾地区に伝承され、唐子踊りは明治中期に「長崎くんち」の西浜町奉納踊りから伝承され、「唐子浮立」と合わせて独自の芸能になったと言われる。ここ数年、市民会館で披露される「長崎郷土芸能大会」に、イベント・行事が重複して見学に行けず、昨日(29日)は、午前中のパレードのみを見学した。浜町アーケード周辺には、観光客や市民らが写真を撮ったり、披露される出し物に拍手を送っていた。

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